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12月26日　出産翌日　初授乳！おっぱい張り張り星人現る？？

　注：青丸はうんち、白丸はおしっこです。
　母は母乳、Mはミルクの略です。

朝の回診の前に、検温、おっぱいの張り具合（いきなり乳首を摘まれた！）食欲、排便はあったか、
看護婦さんに聞かれる。そして、先生登場。内診と、子宮の復古状態、会陰切開の状態などを診察。
そしてやっぱり、おっぱいを出して、先生が乳首を摘むと、ピューと天井高くおっぱいが。。。
「これなら大丈夫そうだねー」うーん、でもおっぱい、つままれるの抵抗があると思ったら、それが全然。
やはり「母は強し？！」

13：25　スピーカーで授乳室に呼び出され、初めての授乳にあがったのか、持ってくるものがよく聞き取れず、
急いで行ったら、ガーゼを忘れて怒られちゃった。。。恐いなぁ。。。授乳に必要なものは「ガーゼ、洗浄綿」
イライラしている看護婦さんに早口でミルクの作り方などを聞く。まぁ、いつも同じことを言っているとイライラしてくるのかなぁ。
後で聞くと、みんなはビデオを見て、のんびりと初授乳をしたみたい。
授乳の時は、気持ちよく赤ちゃんがミルクを飲めるように、まずオムツを点検！
そして、赤ちゃんの体重を量ります。そして母乳を与えます。最初は片方5分くらいから、交互に吸わせて
飲み終わったら、げっぷを出して、また体重測定。この体重からおっぱいを飲む前の体重を引くとどれくらいおっぱいを
飲んだか分かるの。そして、うちの病院は混合栄養だったので、ミルクを足しました。
他の産婦さんと初めて会って話す事と言えば「おっぱい張ります？」とか子供のことばかり！
ちなみに初めての授乳は母乳２０ｃｃ、ミルク２０ｃｃ合計４０ｃｃ

そこに3人目を生んだ中村さんと言う人が、、、「私なんかおっぱい張っちゃって、張っちゃってぇー。
昨日なんか冷やして寝たのぉー」お、おまえ自慢か？？とみんなあんぐり。そして彼女はまだまだ続ける。。。
「搾乳して行こうかなぁー！」私はこの中村さんを心の中でこう呼ぶ事にした、「おっぱい張り張り星人」
それから、今度はどんなに自分が陣痛が軽くて安産だったかを自慢する事しばし。。。聞いてない振りをする事に決めた。
中村さんとは何回か授乳時間が一緒になったけれど、私が質問や相づちをしないので、私と2人きりになると
黙る。。。仕方がない、聞いてやるか？私があれこれと質問すると、またもおっぱい自慢が始まった。。。
聞き流そうーっと。

このあと、赤ちゃんを自分の部屋につれて行っても良いと言われたので、うひょ、うひょ言いながら連れて帰りました！
でも後からダンナさんが、私の父、母、叔母と来た時に新生児室に赤ちゃんが居ないので
「俺の子がいなーいー.。oｏＯ(~ﾍﾟ／)／ひゃ」と青くなっていたそうです。。。おバカ。。


うちの病院は産後一日目から体調が良ければ、シャワーを浴びる事が出来たので、2回目の授乳後、
4時過ぎからシャワーを浴びました。
会陰切開の跡が痛むかと足を浴槽にかけ、あられもない姿でシャワーする私。。。あれ？痛くないぞ？？？
なーんだ、全然平気じゃん。。。シャワーの後、早速体重測定！おー赤ちゃんの分、3キロきっちり減っていました。
でもおなかはナスビのように下垂しています。。。本当に元に戻るのかな？あーでも一日ぶりのシャワーは気持ち良いー！
おっぱいがなかなか張ってこないので、熱めのお湯でマッサージ！おぅ、熱めのお湯はちょっと会陰にしみるぅ。。
さぁ、晩御飯を食べたら、あゆちゃんを迎えに行くぞー。
20:30の授乳後、母乳とミルクの量を看護婦さんに伝え、あゆちゃんを新生児室に預ける。。ふぅ、何だかとても寂しい。。。
(´ﾍ｀;)ﾊｧ、早く明日にならないかな。。。そう言えば、2人目、3人目の産婦さんは、赤ちゃん預けっぱなしだな。
子育て、今しか休めないものね。。。

12月27日　シブガキ世代とヒカルゲンジ世代

7:40　スピーカーで授乳室に呼び出される。。。うー寝ていました。。。急いで支度を済ませ、走るー！

14：20
今日は昨日授乳室で会ったママさん達と楽しくお喋りが出来た。話題はやはり出産の時の事。そして、みんなが気にしている
おっぱいの出具合の事。。。そして話しは年の話しへ。。。一番若そうなママに「何歳？」と聞くと「22歳です。」
えぇー。29歳にして初産の私には辛い。。。そして3人目のママ、33歳は「もうちょっとで一回り違うじゃない。。。」とかなりショックな様子。私が「義理の兄がDJをしていて、シブガキ隊メドレーを作ってくれたんですよー」と言うと、33歳ママ、34歳ママ、私と同じ年のママさんが「えーいいな！私、ヤックン」「えー？私はフックン！」「マジでー？やっぱトシちゃんでしょ？！」とシブガキメドレーを歌い、
妙に盛り上がっていたら、22歳のママが問題発言！「シブガキ隊って？えーヤックンって、はなまるの？」
シブガキ隊を知らんとは。。。嘆かわしい。。。と言うより、
私、年を取ったのね。「ちなみに君のアイドルは誰？」「ヒカルゲンジです！」「それは何歳の時？」
「小学生です。。。」ひーぃぃ。。。うー、産院でこんな調子なら、子供が幼稚園、小学校に入った時、同級生のママもこの年代が居たら
どうしよう！？

そして、こんなおしゃべりの後、恐い看護婦さんに搾乳されたママが居た。5分足らずで「や、やめてください。痛いです。。」
「だめよ、ちゃんとしないと」「ま、また明日。。」看護婦さんがいなくなってから「どうだった？」と聞くと、
「陣痛より痛かったよぉ。。。もうしたくない。。」そんな馬鹿な―？陣痛より痛いって？弱虫めー！と思った私は
明日ひどい目に会う事になる。。。

12月28日　恐怖の搾乳

今日はちゃんと寝坊せず、朝から髪をきれいに整え、軽く眉毛を書く。(･･?)ﾅｾﾞ?って？
それは、毎日あゆちゃんと写真を撮っているから。。。
あまりにも見苦しいとアルバムに貼れない事に気が付きました。。。
2回目の授乳の時、沐浴後だったらしく、眠ったまま、全然起きません。他のママさん達も「起きて！起きて！」を連呼。ようやく起きてくれたけど、
おっぱいを飲んでいると気持ち良くなるらしく、乳首をくわえたまま、ねんねしてしまった。授乳を終え、時計を見ると1時間が経っているー！
他のママさんとちょっと楽しくお話し過ぎかな？それにしても、いろんなママさん居ます。3人目でほのぼのとしているママ、初めての出産でかなりブルーになっているママ、
おっぱいが出ない、吸ってくれないととってもブルーになっているのに自分の部屋には赤ちゃんを連れて帰らないママ。
私の病院はみんな個室だったんだけど、個室なのに、廊下の喫煙所の前でぼーっと遥か彼方をみているママ、私はその人を
心の中で「たそがれさん」と呼ぶ事にした。
昔からすぐに人にあだ名をつけちゃうのが癖で、、、3回目の授乳室で「たそがれさん」の話しになり、「あの人、九州の人？いつも喫煙所の前に座ってるよね。名前何だっけ？」
「あーたそがれさんですよ」と言ってしまいました。。。もう、みんな大爆笑。。。本人が居なくて良かった。。。この癖直さなくっちゃね。

20：10　授乳を済ませ、部屋に帰ろうとすると、恐い看護婦さんが「搾乳してないわよね？じゃ、しましょう。」搾乳の何が痛いのか良く分かりました。
皮膚をこする痛み、へたくそに触られている気分、あー！おっぱいが内出血している！なのに止めようとしない看護婦さん。
何という、つわものじゃ。
この地獄の痛みは30分も続いた。。。でも最後くらいには乳腺が貫通したのか、良く出るようになった。
ふぅ、、、明日おっぱいあげれるかな？

12月29日　沐浴見学

今日は13時から、沐浴見学がありました。沐浴のさせ方は、まずはタオル、肌着のセットから。
バスタオルの上に、あらかじめ肌着は短肌着、長肌着は重ね、オムツを開いたままセット。順番は、バスタオル、肌着、オムツ、そしてまた、カラダを拭くバスタオルの順になる。
そして赤ちゃんの熱を測る。お湯の温度は必ず温度計で測り、38度から42度くらいの間にする。ひじの内側をつけて熱くない程度。
顔を拭くお湯とかけ湯を用意する。
かけ湯は（お風呂上がりにかけるきれいなお湯）少し熱めにしておくと、上がる頃にちょうど良くなるらしい。
赤ちゃんに沐浴布をかけ、左手で両耳を押さえ、足からゆっくりつけて、ガーゼで目頭から、目じりにかけてゆっくり拭いていく。
必ず片方の目を拭いたら、ガーゼの面を変える事。目やには感染するらしい。。。
ここはポイントだな。そして、目の次は鼻、口、おでこ、ほっぺと移り、
頭、カラダは石鹸を使って、洗う。落屑（らくせつ）と言って、今までは羊水に浸かっていた皮膚が乾燥して、ぽろぽろと
皮がむけてきます。これは無理してとらなくても良いそうです。あゆちゃんも自然とむけました。
次は赤ちゃんを右手に乗せ替えて、背中をスリスリ。首の周りは丁寧に洗わないと、すぐただれてしまうらしい。
おー一気に沢山言われても、分からないよー。パニックになって来た。明日は自分で入れなくっちゃ。出来るのかなぁ。。。

お昼の授乳の時、1人の赤ちゃんが保育器に入れられていました。目にはアイマスクを貼られ、オムツだけをつけて、
青い電気を当てられています。看護婦さんに尋ねると、「昨日から軽い黄疸が出ていて、光線治療をしてるのよ。」
ふーん、そうか、、、早く出られると良いな、、、と思いながら、誰の赤ちゃんか聞くのを忘れてしまいました。
19時の授乳の時、22歳のママが初搾乳をされていました。おっぱいが腫れて、搾乳どころではなさそう。でも、
放っておくともっとひどくなって、乳腺炎になるらしいので、必死に痛みをこらえて、搾乳されていました。すると急に泣き出して、
「痛いのなら、やめようね！」あら？！看護婦さんが優しい人に当たって良いなぁ。。。私は授乳後一人で寂しく、
ぴゅーぴゅーと乳絞りのおばさんのように、搾乳していたのですが、22歳のママは搾乳後も、おっぱいにアイスノンを当てたまま、
帰ろうとしません。面白いようにおっぱいが出るので、必死になって搾乳を続ける私。はっと気が付くと
22歳のママがまた泣き始めました。「どうしたん？おっぱい痛い？」そしたら、無言のままで、保育器に入った赤ちゃんを
指差して、「心配で。。。」「あー直樹さんだったの。。。」（大体の人が名前が決まっていたので、ママさん同士、
赤ちゃんを名前で呼びあってました。）あぁ、早く気が付いてあげれば良かったのに。。。そうか、お昼から授乳してないから
おっぱいが溜まって、腫れちゃったのか。。。もう、こんな時に限って何て鈍感な私なんだろう。
泣いているのに気が付いたのか、看護婦さんがやって来て、赤ちゃんがどうして保育器に入っているか、「状態は軽いので
また血液検査を明日して、良かったら明日には出れるからね」って説明をしてくれた。頭では分かっているけれど、
アイマスクをされて、保育器の中で「ふぇぇーん」と泣いているのを見るのは私でさえ辛いです。
私も早々に搾乳を済ませ、少し彼女と話をしました。少し経つと落ち着いたようです。「ご飯は食べた？」
「まだです。。。」「そうかぁ、、、おっぱい出なくなるから、少し食べて、シャワー浴びて、少し横になるといいよ。気分も少しは
すっきりするし、、、部屋に帰ろうっか？」と言うと、「ハイ」と少し元気になったみたい。良かった。。。
部屋がお向かいだったので、一緒に部屋まで帰りました。明日には直樹さん、元気になると良いな。

12月30日　祝！退院

待ちに待った退院当日。初産婦は6日間くらい入院するのが、通常らしいけれど、無痛分娩のおかげか
体力の回復も早く、それに年末という事もあってか、1日早めに退院する事になりました。
9時に沐浴実習を済ませ、、、ふぅ、初体験に汗びっしょり。これが毎日続くかと思うと、、、大変だー。
中腰での、5分から10分くらいの沐浴がこんなに辛いなんて。。。早くお臍が乾いて、一緒にお風呂に入れると良いな。
退院はお昼ご飯を食べてからになったので、会計を済ませる。出産費用は、約39万円なり。(個室のせいもあるかな？）
12月24日のお昼の出産の人達は、約32万だったらしい。私は土曜の夜中に入院、そして無痛分娩だったので
7万ほど割高になったようです。うー、あと２ｃｍをガマンしていれば、、、グッチ、プラダのバックが一つ買えたかと思うと、、、
でも、あれより痛いのは駄目だー。うん、これで良かったと納得しよう。でも次を産むならまた無痛が良いな！

13時過ぎにダンナさんと母が迎えに来ました。先生はもう帰っていたので、看護婦さん達にお世話になったお礼に
ストッキングをプレゼントし、「これって要るのかしら？」と思いながら、先生には1万円包みました。
しっかりと入院費に含まれてると思うのだけど、母が「どうしても。。。」と言うので。

おばあちゃん助産婦さんから、教えてもらった事です

ミルクは起し気味であげる事（寝かせ気味だと少し飲んで気持ち良くなって寝てしまうので）
1日1回は、うつ伏せで背中や足をマッサージしてあげると、筋肉がついてくる。
起きたら、しっかり泣かせて、お腹を空かせてあげる事。泣く事で、肺や腹筋が強くなります。
（泣かせ過ぎにご用心！）
赤ちゃんが泣いたら、まずオムツをチェック！お口をツンツンとして、チュッチュとするようだったら、
お腹が空いています。おっぱいGO!
ミルクは5時間以上は絶対に空けない事。たまに、お腹が空いても泣かない赤ちゃんが居ます。
ぐっすり寝ていても、おっぱいあげてみてね。

最後に。。。。
生後1ヶ月は2〜3時間ごとにおっぱいを欲しがって、本当に寝る時間がありません。おっぱいを30分くらいかけてあげたら、
おしっこ、うんちに追われ、さぁ、寝かせようと思ったら、ぐずって寝ない、、、「あぁ、、もう1時間が経ってる。。。」
赤ちゃんとちょこっと、一緒にねんね。これの繰り返しです。お昼は家事をしなくてはいけないし、、、ママは大変。
特に母乳は消化が良く、お腹が空きやすいようで、夜中1時間ごとに起こされた日が3日続いた時は、本当に
「寝不足で死んじゃう。。。」って思いました。夜だけミルクにするのも手です。
でも、2ヶ月、3ヶ月と経って、だんだん表情が出るようになってくると
どんどん可愛くなってきます。辛い時期は必ず終わりが来るので、頑張って！少々部屋が散らかっていても
気にしない！寝不足から風邪を引かないでね。ママの健康が赤ちゃんの健康につながるよ。

御拝読ありがとうございました！ちょっとだけでもみんなの参考になれば良いな。　　　　さやか